食べたいものと食べたくないもの

人間には必ず多少の好き嫌いは存在しています。食べ物でも人間関係でも。人間関係の場合、嫌いならあえて近づきませんよね？食べ物にもそれが言えるのではないか？と言うのが私の理論です。

私が昔、このダイエットを考案する前、ダイエットについて深く勉強した事があります。そしてほとんどのダイエット法では「栄養管理をしっかり」「バランスよく食べる」と言う内容が記述されており、私もそれを参考に、魚と野菜、植物性タンパク質を中心とした食生活を続けた事があります。好き嫌いを我慢してとにかくバランスとカロリーだけを考えて食べていました。栄養とバランスにフォーカスしすぎた結果、最終的に病院食に近いものが出来上がりました。でも考えてみてください。もし、栄養管理をしっかりバランスよく食べたら減量なんてできませんよね、だって栄養が体の中で満たされているんですから。まさしく病院食と同じです。病院の食事は少ない量の中でもしっかりと栄養バランスが計算されていて、患者さんの健康を助ける食事を提供してくれます。給食もまた然りですね。

あなたに考えて欲しい事はその食生活を今後毎日続けていきたいですか？と言う事です。もしイエスであればそれをノートに書き留め、これからのダイエット生活をバランスのとれた食事と共に行っていきましょう。私の答えはノーでした。もっと美味しい物や自分の食べたいものが食べたかったからです。結局自分がイヤな事は続きません。栄養管理をしっかりとバランスよく食べる事はもちろん健康維持の面では重要かもしれません。でも痩せる事となるとちょっと話しは違います。多少の栄養失調が体重を減らすのです。それに私が以前のダイエット中に一番衝撃を受けたのはバイオリニストの高嶋ちさ子さんの食生活です。彼女はとても美しく素晴らしいスタイルの持ち主ですよね。どんな食生活を送っているのかと思えば。。。毎日お肉！？！？彼女は毎日肉三昧、野菜はなし、好きなものしか食べない、そしてあのスタイル。。。正直、一生懸命ダイエットしている自分がバカバカしくなりました。それと同時に、彼女の食生活が私のダイエットのターニングポイントにもなりました。バランスよく食べることだけが全てじゃないんだと。彼女はきっと本能的に自分に必要なものを知っていて、それを合理的に摂取しているんだろうと。そして何より好きな物を食べて食事を楽しんでいるんだろうと。私はそれをダイエットにも当てはめるべきだと考えました。ダイエット中だって好きな物を食べたいし、食べられるようにするべきだと。こうする事で多少食べることでのストレス発散効果も期待できるからです。嫌いなものばかり食べていたら余計にストレスが溜まりますよね。それならあえて嫌いな物で限られたカロリーの無駄使いをする必要はありません。サプリメントを上手に活用しましょう。そして食べる時はあなたの体が欲しがっている物を食べましょう。ここで勘違いしてはいけない事は、あなたの脳が食べたい物ではなくお腹が食べたがっている物を食べましょう。それが今、あなたの体に必要な物なのです。